日経新聞に毎朝載っているモニタリングポストの数値の謎

原発 ★★★★

日経新聞に毎朝載っているモニタリングポストの数値の謎

・群馬・大阪の数値が毎日山形を超えている
・仙台に追いつけ追い越せの新宿のそばなのに、なぜかピースフル北海道レベルの茅ヶ崎
・地上一メートルの数値をあくまで未実施で通す千葉と福島

by くたびれ はてこ from Hatena::Haiku::Beta::Web

原発

←kutabirehateko 「謎」が興味深かったので、ちょっと調べてみました。
 日経新聞はとっていないので、文部科学省が公表している
都道府県別環境放射能水準調査結果】
http://www.mext.go.jp.cache.yimg.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm
↑のページに毎日の報告(PDF)のリンクが掲載されています。

さて、謎の1番目
>群馬・大阪の数値が毎日山形を超えている

 これは、まず、自然放射線量の違いの影響とか、山形が地形と気象の影響で、福島第一原発からの放射性物質の降下が少なかった、ということが影響しているかな、と見当をつけたのですが・・・

 日本地質学会HP掲載の
【日本の自然放射線量】の色分け地図
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map
(クリックすると地図を拡大することができます)を見ると、確かに大阪は山形よりも自然放射線が強い地域ですが、群馬県前橋市のあたりは山形よりも低い地域です。

また、福島第一原発からの放射性物質が大量に放出した3月15日からと3月22日からの環境放射線をみると、大阪はまだあまり影響がでておらず、群馬と山形の比較だと群馬のほうがやや数値が高いくらいですが、だいたい同じくらいのレベルです。

 7月2日の0時から8時までの1時間ごとのモニタリングポスト(山形、前橋、大阪ともに地表から20mくらい)のデータで比べてみると、山形市(0.042〜0.043μSv/h)、前橋市(0.029〜0.030μSv/h)、大阪市(0.042〜0.048μSv/h)となっていて、だいたい平常時の数値の範囲に収まっています。
 地表1mでの測定値は、午前10:00に測定したものが掲載されています。山形市(0.090μSv/h)、前橋市(0.083μSv/h)、大阪市(0.082μSv/h)です。

 かならずしも「大阪と群馬は毎日山形より高い」わけではなさそうです。数日、「大阪と群馬は山形よりも高い」数値だったとしたら、天候の影響が考えられます。雨が降ると一時的に高くなるそうです。これは、空中の放射性物質が雨で落ちてくるからなんですが、その中には、放射性セシウムなど原発由来の物質だけでなく、ビスマスという天然の放射性物質も含まれるそうで、事故以前から雨天には環境放射線値は高くなるそうです。
 地表1mの数値だとこの3つの地域はだいたい同じくらいのレベルで、大阪の場合はもともとの自然放射線の影響が強くでているけれど、群馬(前橋市)の場合は福島第一原発由来の放射性物質の影響が強い、ということはできるかもしれません。

 ただ、前橋市の場合は、上空の放射線の値が低いので、地表1mの計測地点を、その付近で一番高い放射線量が計測される場所を定点観測地点にしている可能性が考えられます。先日参加した脱原発の集会(6・11たまウォークinくにたち 終了後の一橋大学構内でのティーチイン)で、一橋大学学内のあちこちの放射線値を計測した結果が報告されていましたけれど、同じ大学の構内でも場所の条件(アスファルトか地面か草の上か、建物の近くか広場の真ん中か、排水溝の近くかどうかなど)で、かなり数値は違いますから。
 計測しているのは、自治体の職員だと思いますが、機械の取り扱いについてはそれなりに知識のある人が対応しているでしょうから計測方法に問題があるとは考えにくいです。


by よたよたあひる from web

原発

←kutabirehateko 謎の2番目
>・仙台に追いつけ追い越せの新宿のそばなのに、なぜかピースフル北海道レベルの茅ヶ崎

 これは、都心と茅ヶ崎が60km離れているので、3月21日から22日にかけての雨で関東地方が汚染されたとき、茅ヶ崎には放射性物質混じりの雨が降らなかった、と考えていいと思います。常磐線沿線の茨城と千葉、そして東京の県境のあたりがかなり多くの放射性物質が降りましたが、金町浄水場と新宿の汚染度がすでにものすごく違いましたから、60kmはなれた茅ヶ崎だと相当差があって当然でしょう。海がちかくて、海からの南風が吹いていたのも幸いしているかもしれません。

謎の3つ目
>・地上一メートルの数値をあくまで未実施で通す千葉と福島

 これは、単純に信頼性が高くて持ち運びができる計測機が足らなくて測れない、ということじゃないかと思います。福島県はもちろん、あちこちで計測していますし、千葉県もホットスポット対策で忙しくて、県が調達できる機械はそちらにまわしているのじゃないかしら。千葉県は市原市は汚染が比較的軽い地域ですから、そこを計測するよりは、ホットスポットの地域をあちこち調べるほうが優先順位は高いと思います。
 「準備中」ということは新しく注文していて、まだ手に入らないのじゃないかと思いますが。

by よたよたあひる from web

原発

←yotayotaahiru 日経に出ている数値は三つあり、ひとつは前日午前9時からよく午前9時までのモニタリングポストの数値の最大値、もうひとつは平常時(地震以前?)の最小・最大の平均値、最後にどこが計測した数値かわかりませんが地上1m、午前10時の数値、です。
モニタリングポストの高さは地上2.5m〜80.3mとかなりばらつきがあるので、わたしが毎朝注目しているのは地上1mの方です。

ちなみに今朝の新聞の数値はモニタリングポスト、平常時、地上1mの順に以下の通りです。
単位はマイクロシーベルト毎時。

謎1部門

山形市 0.043 (0.025〜0.082) 0.090 ←珍しく群馬・大阪より高め
前橋市 0.036 (0.017〜0.049) 0.083 
大阪市 0.044 (0.042〜0.061) 0.082

謎2部門
仙台 0.067(0.017〜0.051) 0.071
新宿 0.060(0.028〜0.079) 0.070
茅ヶ崎 0.051(0.036〜0.069) 0.048 ←珍しくちょっと高め
札幌0.030(0.020〜0.105) 0.036

謎3部門
福島市 1.350(0.037〜0.046) 未実施
市原市 0.048(0.022〜0.044) 未実施 ←相変わらず

その他
水戸市 0.093(0.036〜0.056) 0.108
宇都宮市 0.059(0.030〜0.067) 0.12

webで公開してないのかな。

by くたびれ はてこ from Hatena::Haiku::Beta::Web

原発 ★★★

←yotayotaahiru 日経には「(注)文部省の資料をもとに作成」とあるので、国家が手を尽くして全国いっせいに計測しているとすると、千葉・福島だけ地上1mを計測する機器が足らないというのはおかしな感じがします。
正確に覚えていないのですが、ホットスポット調べがはじまるかなり前からこの数字は掲載されていた気がするので。

また、すでにあちこちで計測しているのであれば、どこかで定点観測をはじめて数字を記録・報告しはじめてもおかしくないと思います。
千葉は首都圏に近く入手経路には恵まれていると思いますし、目安として数値を知りたいという住民からの要望も多いでしょうし、日本中のどこよりも福島にその需要があるのはいうまでもありませんよね。

webで調べられる情報で新聞で定期的に届くと確認もしやすいですから、ネットに不慣れな人たちには貴重な情報だと思います。
早く計測結果が報告されるようになるといいのですが。

by くたびれ はてこ from Hatena::Haiku::Beta::Web

原発

←kutabirehateko 謎の第一部門と第二部門について、文部科学省公表の数値をもとに、「地表1m 毎日10:00計測分データをグラフ化しました。
元データへのリンクが掲載されている文科省のページ
http://www.mext.go.jp.cache.yimg.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm

謎の第一部門
山形、前橋、大阪の放射線量(地上1m)数値の変化
f:id:yotayotaahiru:20110703165837j:image
・大阪は0.08μSv/h前後でほぼ一定。元からの自然放射線量の高さが反映されていて、降下物の影響はあまり強くないのではないかと思われる。
・山形は0.085μSv/hがベースだけど、6月18日にちょっと高い値を計測している。この理由はよくわからない。天候は雨ではなかった。ただ、長くつづいている値ではないので、セシウムヨウ素131の降下がたくさんあったとも思えない。(←そういうものだったら数日は高い値が続くはずなので)
・前橋はかなり細かい変動をしている。元からの自然放射線が低い地域なので、3月21日あたりに降ってきたセシウムの影響が反映されているだろうということと、計測している場所が雨風の影響を受けやすい場所ではないかということ(土埃や水の移動が反映されやすい)が推測できると思う。

謎の第二部門
仙台、新宿、茅ヶ崎、札幌の放射線量(地上1m)数値の変化
f:id:yotayotaahiru:20110703162531j:image

・仙台は0.08μSv/hをベースに漸減傾向か。
・新宿が0.07μSv/hで一定なのは、小数点第三位を四捨五入しているような気がする。計測機器、計測方法の精度や東京都内のほか地域との比較をするのに、小数点第二位までの数値が重要という判断なんじゃないだろうか。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/06/20l6o801.htm
↑は東京都福祉保健局が6月24日に公表した都内百か所の計測値一覧(6月15日から6月22日までの間に計測している。)
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu5/2011/20110525195904_5.pdf
↑は共産党都議団が5月に都内各地を計測した結果
・都内でこれだけ違いがでてくるので、あまり小さい数値の変動は追いかけても汚染状況の把握には意味がないかもしれない。
茅ヶ崎と北海道は、関東が汚染された3月21日あたりのヨウ素セシウムの影響を受けなかった地域だろうと考えられる。茅ヶ崎の数値は静岡の数値とだいたい近いので、汚染の度合いが違う場所と考えるのが良いと思う。

by よたよたあひる from web

原発 ★★

←kutabirehateko 謎の第三部門。

福島の地上1m放射線量に関しては、4月にはすでに各地で定点観測されていて、結果は県のHPで公表されていました。全国紙での報道はされていなかったと思いますけど、県や市の広報はできる範囲で充実させようとしていたと思います。詳しくは福島県のHPを参考にしてください。あまりにも情報がたくさんあるので、紹介しきれません。

千葉県に関しては、柏市など常磐線沿線の千葉・茨城県境あたりのホットスポットが大きくニュースに取り上げられたのは6月2日でした。
http://togetter.com/li/143430
文科省が全国定点モニタリングで地表1mの測定を集約しはじめたのは、6月13日計測分からです。6月13日計測分では、福島、千葉のほか、水戸、埼玉、長野、岐阜、三重、島根、岡山、香川、福岡、大分の各県で1m地点の計測ができていませんでした。
 順次、整備されていった様子がうかがえます。

 文科省のデータ一覧だと、一覧の下に但し書きがあります。
福島県では、双葉郡のモニタリングポストが避難地区に入っており測定が困難であるため、代替地として福島市紅葉山局モニタリングポストで測定。また、1m高さの値は災害対応のため対応不可」
「1m高さの値はモニタリングポスト近傍の地上1mを可搬型サーベイメーターを用いて10時に測定した値(特に記載のないものは、NaI(ヨウ化ナトリウム)シンチレーターによる測定」

この但し書きから読み取れるのは、この地上1mの調査は、文科省都道府県に一定の条件をつけて測定するように指示してその結果を集めたものだということです。
 一定の条件の中には、過去の平常値との比較ができるように、ずっと計測してきた都道府県のモニタリングポストを中心にする、ということがふくまれているはずです。あと、可能ならば測定機器も一定の水準を満たしているものにするべし、という条件がついてますね。
 
 福島県は、早い時期から福島市庁舎やその他県内を7つのエリアにわけて、モニタリングを実施してきました(もちろん、それで十分とは全く思いません。住んでおられる方の計測してほしいという希望には全然足りていませんし、広報の方法については疑義があります)。ただ、紅葉山のモニタリングポストでさらに1m地点の計測をするゆとりはないんじゃないかな、というか、それよりもっと計測しなくちゃいけない重要な場所がたくさんあるはずです。
 千葉県についても同様で、市原市のモニタリングポストで計測するよりも、柏、我孫子、松戸あたりの詳しい調査のほうが優先順位が高いですから、限られた機材と人員をどこに割り振るのかという問題なんじゃないかと考えたわけです。 

by よたよたあひる from web

原発 ★★

←yotayotaahiru 継続的な測定値との相対差を見ることの重要性も分かるんですけど、既に千葉の東葛は絶対値を問題にすべき状態になっているんじゃないかって話ではないですかね。
まあ、ある統一的な基準に基づいて作られている資料で、そこだけ従来と違う指標で資料を作ることの問題ってのはあると思いますけど。
 
先々週くらいにたまたま機会があったんで近所の線量測ってみたんですけど、0.01μSv/hの差で一喜一憂してる地域の方が笑えてきてしまうくらいのオーダーで値が遷移していて、こういう状態じゃ確かに何らかの基準に基づいた定点観測の必要性の方が(公式発表としては)あるなと思いました。
他方、文科の測定では「何箇所か測って一番高い値を測定値とする」というやり方になってるという話も聞いているので(統一的に徹底されてるか怪しいですが)それだとあまり定点に拘る必要はなくなるのかな、とも。

by angmar from web

原発

←angmar 文科省の作成しているモニタリングポストの全国一覧は、全国レベルでの経時変化のチェック、異常事態の早期発見と対策の資料として考えればいいのかな、と思います。
例えば、今後、福島第一(やその他の核施設で)新たに大量の放射性物質が漏出するとか、重大臨界事故がおこるとか...そんなことはあったら困りますけど...そういうときに、ざっくり状況をみてとるような役割というか...

他方、地表1mの放射線値は、生活情報として汚染地図を作るくらいの感じで取り組まないとダメで、ただし、現状では毎日の定点観測まではいらないような気がします。
現時点で問題になるのは放射性セシウムで、そう簡単には減らないですから、除染の取り組みをしたあととかに数値を変更できたらいいのじゃないかと...定点観測するなら、例えば、県立高校とか、市役所とか県の保健所あたりに信頼性の高いサーベイメーターをおいて、そこを拠点に週に一度とか二週に一度とか測定するのでいいのじゃないかと思うですよね。
一つの県に一ヶ所に決めたモニタリングポストの「近傍」だけで地表1mを測っても、生活情報としてはあんまり意味がないような気がします。

by よたよたあひる from web

原発

←yotayotaahiru 仰る通り、情報は必要なとき、どの情報を用いるかという選択を伴わなければ意味がないわけで、経時変化を見るための定点情報が大状況の観測のためのものであって生活情報としての意味合いは薄かろうというのもその通りと思います。
しかしであれば尚更、「ホットスポットではないからといって市原の経時情報を出すことに意味がないor地域測定を優先して経時情報用の測定器を回す」という判断の妥当性が疑われることになるわけで(これが事実に即しているかは当然別の話ですけど)。
 
既に状況がセシウム支配下に入っており、生活情報としての意味合いではスタティックな観測を範囲細分化して行うことが重要というのはその通りと思います。

by angmar from mail

原発 ★★

←yotayotaahiru わたしは数字をぱっと見てどっちが大きいかわからないことがちょいちょいあり、webで見た数字は紙でみないと頭に入らないこともあるので、「ざっくり状況をみる」ために新聞を見ています。
ちょっとwebで調べればわかることなのかもしれないけれど、逆に情報の量と数字が多すぎて三桁の足し算で電卓出したい身としては混乱します。

なのでわたしにとって一目で全国の数値が紙で見られるこの表は貴重な生活情報です。
ほかにも色々な理由でネットで情報を見ない・見られない人は少なくないんじゃないかな。
そしてその中で福島・千葉だけ数字が出ず、理由も書かれていないのは不気味に感じます。

そういえば謎4として静岡市は項目自体ないので静岡のお茶ニュースが出たりするとぎょっとします。
いぜんあれー?と思ったのですが、茅ヶ崎と静岡の数字がだいたい同じくらいと聞いて思い出しました。

by くたびれ はてこ from web

原発

←kutabirehateko 紙媒体でじっくり見たいという気持ちはとてもよくわかります。
私も数字がたくさん並んでいる表のよみとりは、定規を当てたり鉛筆で押さえながらなどの工夫をしないと目がずれて、どこまでよんだのかわからなくなりますから。
それから、「ネットで情報を見ない・見られない人」がかなりいらっしゃるだろうということもわかります。

でも、その上で、

>その中で福島・千葉だけ数字が出ず、理由も書かれていないのは不気味に感じます。

と、はてこさんが感じているその原因を作っているのはどこなのか、が気になってます。文部科学省の公表データには、「数字が出ず、理由も書かれていない」わけではありません。
福島県の場合は、「災害対策のため対応不可」だったかな・・・あとで正確な文言を見てみますけど・・・というような断り書きがあり、千葉県の場合は「準備中」となっていました。説明不十分といえばそうなんですけど、なんの説明もなく数字をださないでいるというわけじゃないので、いろいろ大変な状況で間に合わないんだなと呼んだのですけど。

単に「数字が掲載されず何の説明もない」のは新聞紙面の都合なのかなとも思いますが、それは新聞の都合で文部科学省福島県、千葉県のせいじゃないです。たぶん、現場は必死で対応しているのじゃないかと思います。もっとも、それぞれのHPまでたどっていっても、十分な説明があるわけじゃないので、新聞のせい、とばかりもいえないのですが。
 でも、ネット外の貴重な情報源として見ている人がたくさんいるなら、日経新聞ももっと取材して説明を引き出すようにしてもらいたいです。

 謎4なんですが、本当に静岡は項目自体がないのですか?
 文部科学省の公表データは48都道府県全部の一覧になってますから、日経の表にも静岡県は入っているのじゃないかなぁと思ったりするのですけど。
 文部科学省のデータだと、東京、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、静岡、という順になってます。ちなみに、「茅ヶ崎市静岡市放射線量が同じくらい」というのは私の記憶違いで、静岡市茅ヶ崎市よりもさらに0.01μSv/hくらい低い、0.04くらいの数値でした。

by よたよたあひる from web


原発

←angmar >しかしであれば尚更、「ホットスポットではないからといって市原の経時情報を出すことに意味がないor地域測定を優先して経時情報用の測定器を回す」という判断の妥当性が疑われることになるわけで(これが事実に即しているかは当然別の話ですけど)。

これ、まず、たしかに、(事実に即しているかは当然別の話ですけど)ですよね。
千葉県のHPを調べても、市原市にある千葉県環境研究センターのHPを調べても、なぜ「準備中」のまま半月が経過したのかの記載はないですから。

実際のところ、機材も人員もどういう状態なのかわからないので想像でしかないですけど。とにかく対応が間に合ってないから「準備中」なんだろうな、で、ありそうなのが、機材不足で発注しているけど買えずにいるんじゃないかというほうへ私の頭の中が動いたというだけで。

県の環境研究センターは、液状化の対応もしているみたいだし、千葉県は水田も野菜も海産物も海水浴場も検査しなくちゃならないうえにホット・スポット対応もあってきっと現場は大変なんだろうな、という想像もしております。

東葛地方は各市で地域内の詳細な測定を行って結果の公表も行ってますね。

by よたよたあひる from web

原発

←kutabirehateko 教えてくださってどうもありがとう。
見やすいように抜粋なのですね。
現在、出張につき某所のホテルで日経新聞があったのでさがしてみたのだけど、地域が違うからか掲載されてないみたいだったのでした。

by よたよたあひる from web

原発

←yotayotaahiru さがしきれていないだけかもしれないから明日またチェックしてみます。

by よたよたあひる from web

原発

←yotayotaahiru 後ろから3頁目、38頁(?)の社会面の中程にあります。

by くたびれ はてこ from web

原発 ★★

←kutabirehateko 今日の朝刊の34ページ目にありました。
ほんとにコンパクトにまとめてあるんですね。
確かに、この日本経済新聞の表だと、福島市と千葉県市原市は単に「未実施」とかいてあるのでこれだけだと「実施する気がない」ように読めてしまうかもしれないです。

あと、モニタリングポストの高さですが、たしか、
東京と群馬と山形は20mくらい、仙台が80m、

by よたよたあひる from web

原発 ★★★

←yotayotaahiru 千葉県の市原市のモニタリングポストは7mの高さにあります。

それから、あらためて千葉県のHPを調べたところ、地表1mの放射線量の測定は、6月上旬に東葛地域の測定を実施したのをかわきりに、6月中に千葉県全域をまわって測定していました。結果は一覧にしてホームページで公表中。
千葉県内の地表1m地点放射線量の継続的な計測は、千葉市内の放射線医学研究所やその他の国関連の機関が実施して公表してたりもするんだけどなぁ。。。

やっぱり文科省の統計は市原でないとだめなのか。
継続性の問題か、あるいは、「準備中」がもうすぐ終わるのを待っているのか。

by よたよたあひる from web

原発

←yotayotaahiru 文部科学省都道府県に定点観測をするように通知して、千葉県が主体となって計測しているのが市原ってことなんだと思うんだよね。
核実験の時代からの環境放射線を継続して測定しているモニタリングポストで、都道府県がそれぞれ責任をもっているところのデータでまとめているんだと思う。

大学や厚生労働省管轄の独立行政法人やいろいろと立場の違うところが、それぞれに機材をもっていて(モニタリングポストもあったりする)、それぞれが独自に計測しているものを、マスメディアはきちんと取材して独自にまとめる(ソースをあきらかにして)作業くらいしてほしいものだと思う。

自治体の広報にももちろんがんばってほしいけど、メディアは取材してまとめるのが仕事のはずだと思うんだけどなぁ。

by よたよたあひる from web

原発

←yotayotaahiru ↓千葉県HP掲載の「ちば県民だより(平成23年7月号3面 7月5日更新)」より
http://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/kenmindayori/h23/h23-07/tayori-3.html

放射能の監視を強化」というタイトルで、現在の取り組みと今後の予定が簡単に紹介されている。
以下は、「大気環境」の部分から引用。
〜〜〜〜〜〜〜
大気環境

市原市において、24時間連続で空気中の放射線量を監視するモニタリングポストによる測定を実施。今後、旭市でも測定を始めます。
また、持ち運びができる放射線量測定器を各地域振興事務所に整備し、市町村に貸し出すなど、測定体制を充実していきます。
〜〜〜〜〜〜〜


by よたよたあひる from web

原発

←yotayotaahiru 市原市のモニタリングポストは、千葉県環境研究センターにある。
東京の新宿百人町にある東京都健康安全研究センターとだいたい同じようなとりくみをしている。
放射線放射性物質の検査(もともとは核実験のフォールアウトの監視のためらしい)については、
空間放射線の測定のほか、
蛇口からとった水道水の検査や塵や雨などの降下物の定期的な測定もしている。
だから、それらの数値とあわせて研究していくにはやっぱり市原は長期的にははずせないところなんだろうとは思う。

by よたよたあひる from web